若者の住宅文化に革命を起したベンチャー企業

先のことまでも考えて投資するのが、間違いのないワンルームマンション投資であり、途中で挫折をしない大切なことであるということを考えなければならないので、「マルコー」といえば、ワンルームマンションの草分けだ。言うなれば、若者の住宅文化に革命を起したベンチャー企業であり、バブルで倒産したとはいえ、企業家としての金津正二氏を私は今も尊敬している。企業家の「鼎(かなえ)の軽重」が問われるのは、それをやって、どれだけの人が便利になるかということだ。私たちの学生の頃は、南京虫(シラミの1種)の出る汚い下宿屋しかなく、まさにひどい住環境だった。そこに、ワンルームという極めて機能的な住スペースを提供したのが、金津氏だったのだ。しかし、バブルの荒波の中であえなく倒産したが、最近、懐の深い「ダイエー」の手によって再建し、マルコーはまたよみがえり、活動を始めたようだ。ここで明らかに違うのは、以前のワンルームマンションは、キャピタルゲインが中心だったし、サラリーマンの損益通算がそのねらいだったわけだが、今は、利回りが何と6%近い物件として売りに出しているということだ。というのは、ファミリーマンションがサラリーマンに支持され、今日大変な勢いで売れているのは、何と言っても「買いやすさ」にある。それをワンルームに置き換えれば「利回り」なのだ。